あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、この度は先日の忍FES.11のお礼と新刊のお話を、と思っています。
1月14日にインテックス大阪で開催されました忍FES.11では当スペースにお越しくださり、ありがとうございます。
また新刊、既刊ともに手に取っていただきまして非常に嬉しいです。
実は当日まで新刊を実際に手にしたことはなくて会場入りして初めて見たのですが、とても綺麗に印刷していただいてすごく感動しました。
憧れだった表紙用紙はキラキラで、やってみたかった箔押しも細かく押されていて、分厚いので少し心配だったノドの部分も大丈夫でほっとしたのを覚えています。
手に取ってくださった方からは「団兵を読めて嬉しいです」「団兵があってよかったです」などといったような非常にありがたいお言葉をかけていただきました。
そのお言葉がとても励みになります。
プロット段階も原稿中も脱稿後も、ずっと不安でした。
本当に団兵と向き合えているだろうか、これは団蔵と兵太夫の幸福への物語だろうか、二人は笑っていてくれるだろうか。
散々悩んで、スランプに陥ったり、苦しみながらも、団兵が大好きだからきちんと書ききりたいという一心で突っ走った思い出です。
団兵が大好きで、二人に幸せになってほしくて、青春の恋のように指を小さく絡めるような二人の関係性を表現したかったです。だけどそのためにこんなにも兵太夫に苦しい思いをさせて良いのだろうか、団蔵が泣いてはいないだろうか。
最後がハッピーエンドとはいってもそれまでの過程で、二人には辛い思いをさせたと思っています。それでも、この話でしか表現できないことがあるのだと信じて原稿期間を突き進みました。
今回の新刊は、自己満足でしかない本です。私が読みたいだけの本です。
ですが、それを楽しみにしてくださった方がいて、手に取ってくださる方がいて、喜んでくださる方がいて。
それが本当にたまらなく嬉しいです。
その瞬間に、全てが救われたように感じます。
書いてよかった、突き進んでよかった、なんて思って嬉しくなります。
それほどに感謝しています。
ツイッターなどでは字数制限があったりしてきちんと伝えられないのですが、本当に本当にありがとうございます。
その場できちんとお礼を申し上げればいいのですが、イベント中はあまり頭が回っておらず咄嗟に言えるのは一言のお礼だけになってしまいます。心の中ではすごく、すごく感謝しています。
感想をいただいたときは涙をボロボロこぼすほどに嬉しいです。
こんな風に少し重い感情を抱いてしまうのは、昔に同人活動をやめようかと考えたこともあったことが影響しているのかもしれないです。
「こいつ重いなぁ……」と思う方もいらっしゃるかとは思いますが、自分が好きで書いた話を誰かが読みたいと思ってくれることというのは実はすごく幸せで、恵まれたことだと思います。
かけていただいたお言葉、くださったお言葉、全てすべて大切に胸の中に抱えています。
スペースを留守にしている際でも、いただいたお言葉は友人からきちんと伝えてもらっています。
本当に、ありがとうございます。
なんて、お礼の言葉を書いていたら思っていたよりも長くなってしまいました。この後に新刊の話をするとさらにもっと長くなってしまいそうなのでまた後日まとめようかと思います。
また、boothとこちらのサイトの通販ページで新刊既刊ともに通販受付開始しております。
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2018.01.17 みずあおい/閑古バード
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